1年前の8月、実家の母親からおかしな電話がかかってきて、これはただ事ではないなと直感した。
案の定、認知症ということだった。
rorisu.hatenablog.com
おかしいなと気づいて1年だけど、実際はいつから始まっていたのか?わからない。
私のコロナ感染もあったから、しばらく行ってなかった実家に行ってきた。認知症の薬は飲んでいるけど、じわじわ進行している。
近い記憶から抜けるとは聞いていたけどまったくその通りで、さっき話したことをまた初めてのように話し出す。1時間ぐらいの間に、うちの犬が何歳か?3回は言った気がする。
今のところは近い記憶がすぐ消えるぐらいで、身の回りのことはまだ自分で出来ている。今後どこまで薬で進行を遅らせることが出来るのか?まったく読めない。
ああ、出来るだけ長く自立していてほしい。
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆
実家に行ったついでに、島田市博物館にもよってきた。
諏訪原城 築城450年記念展
諏訪原城は、静岡県島田市にある山城。
1573年
信玄亡き後、武田氏の当主となった武田勝頼(信玄の四男)が築城の名手・馬場美濃守信春(ばばみののかみのぶはる)長い!に命じて築城。
1575年
徳川家康の手に落ち『牧野城』と改称。
1590年
徳川家康の関東移封にあわせ廃城となる。
わずか17年という短命のお城だけど、1975年には国指定史跡となり、続日本100名城にも認定されているらしい。実際の城跡は、私もまだ見たことがない。
今回の展示では、武田信玄の兜があった!(本物)
白熊(はぐま)といわれる、白い毛はだいぶ貧弱になっていたけど、前立てについた赤い『しかみ』もしっかり見てきた♪
しかみ・・・獅噛みって書くようだけど。獅子というより妖怪みたい。というか、グレムリンにしか見えない。グレムリン知らない?しかみは、魔よけの空想上の生き物。私、しかみを見るの好きなのよね(笑)
レプリカだけど、徳川四天王の1人である本田忠勝の甲冑もあった。本田忠勝『どうする家康』では山田裕貴が演じている。
兜につけられた鹿の角、肩からでっかい金塗りの数珠、黒基調のかっこいい甲冑だ!こちらには黒い『しかみ』いました♪
明治の旧桜井家住宅(登録有形文化財)
ここは民族資料館になってます。
海野光弘氏の作品展示も。
古い道具類の展示も。
この辺り一帯が、島田宿大井川川越遺跡になっていて、江戸時代の宿場町が一部残っている。
住んでいる時はここまで興味なかったんだけど、歳と共におもしろさを感じる(*^^*)
帰省した時にはまた寄ってみよっと。
諏訪原城の展示は2023年9月24日(日)まで
島田市博物館にて開催中