『記憶の原点』
写真家の杉本博司さんが、TV『日曜美術』の中で、5歳ごろ電車の中から見た海の景色が、自分が思い出せる最初の記憶だと話していた。
幼少期の記憶・体験が、杉本さんの創作に大きな影響を与えている。そんな話は他のアーティストでもよく聞かれるから、幼少期の体験って大事なんだなって改めて思う。今更もう変えられないんだけど(^^;
で、私の最初の記憶はなんだろう?
思い浮かんだのがこれ。
先日、実家に帰った時に写真をスマホで撮ってきた。

建てたばかりの実家。
庭に大きな白い石がゴロゴロしていた。
ひんやりツルツルした表面の感触。
触るのがすごく楽しかった記憶。
泣いたことも覚えている。
石の下に降りて、足の裏に砂利がつくのがすごくイヤだった。視線の先に、写真を撮っている母親が笑っていたのも覚えている。砂利が嫌で泣いてるんだけど、それを言葉では伝えられなかったから、母親はなんで泣いているのか?きっと分からなかっただろう。
これらの石は、後から持ってきたものだと思っていた。先日の父親の話によると、埋め立てに運んできた土の中に混ざっていたと(゚д゚)!こんな大きな石が!?
上の写真は2歳になる少し前。
2歳の頃

石は整理されて庭ができている。
この大きな石も好きだった♪
座るのにもちょうどよかった。
おおむね、最初の記憶って5歳ごろが多いらしい。杉本さんも5歳ごろって言っていたし。そう考えると、2歳の記憶ってはやいよね。
五感を伴った記憶はより強く残るらしいから、きっと石の感触や土のにおい、足の裏の砂利の感触なんか伴い、こんな昔の記憶が残っているんだろう。
あの大きな白い石はどうなったんだろう。石のことなんかずっと忘れていた。

位置は変わっていたけどまだあった。
ずいぶん色も変わっている。
そうだよね、もう半世紀以上前だもんね。そりゃ親もヨボヨボになるわ。
いつの間にか、こんなに時間がたったのね。自分の最初の記憶をたどってみたら、なんだか切なくなった。
杉本博司『絶滅写真』展よかったな。
もう1回観に行きたいな。













デンマーク製(1902年頃)

























