こんにちは、ロリスです。
ディズニーで有名なピノキオの実写版
『ほんとうのピノッキオ』
観てきました。
『ほんとうの』は、つけなくてもいいんじゃない?
物事には『光と闇』があるけど、ディズニーのお話が光をクローズアップしているとしたら、こちらは闇だね。
原作はカルロ・コッローディの1883年に出版された『ピノッキオの冒険』という児童文学らしい。原作は読んだことないけど、今回の映画は原作の世界観に忠実なようだ。
カルロ・コッローディ(イタリア)
1826年11/24~1890年10/26(63歳没)
とにかく、ディズニーで描かれているキャラクターとは全く違う。まずピノキオ、まったくかわいくない(笑)いたずら小僧を通りこして、我がまま欲望のまま突き進み、困ったらすぐに助けを求め、またすぐに裏切るを繰り返す。
ピノキオに助言を与えるコオロギは、コオロギというか緑の妖怪。原作では耳の痛い助言にピノキオが怒り、コオロギを殺してしまうらしい。映画では殺されはしないけど、途中から出てこない。
ピノキオを人間に変えてくれる青い妖精は、廃墟に住む幽霊のよう。ピノキオをだます、キツネと猫は人間の姿をしている。
この映画、2021年アカデミー賞、衣装デザイン賞・メイクアップ&ヘアスタイリングの2部門にもノミネートされている。全部CGではなく、特殊メイクされているようだ!ピノキオのメイクには毎回4時間かかったそうで(◎_◎;)ピノキオ役の少年がんばった!
ピノキオの木の質感、物語終盤では木が乾燥してひび割れてくる質感まで、見事に再現している。不気味な人形劇の人形たち、暗闇から現れる馬車、退廃的な妖精。どれもダークな美しさがたまらん!めちゃ好みです♪CGではなく人間が演じているから、どこか舞台を鑑賞しているようでもあった。
『命を吹き込まれた木の人形が最後は人間になる』
という大きなストーリーは同じだけど、なんか考えさせられることが多くって。今日はまとめきれないので(^-^;また次回そちらは書いておきたい。
まずは、映像、舞台美術がすごかった♪というお話でした。
キラキラしていないファンタジー
映画『ほんとうのピノッキオ』
いつも平日のミニシアターは数名のことが多いんだけど、何かで紹介されたのかな?シニア層でいっぱい!驚いた(゚д゚)静岡でも上映延長になって、12月16日まで上映される予定。
あっ!また悪いことしている黒い犬。
我が家のピノキオだな!
ではまた('ω')ノ