こんにちは、ロリスです。
2023年初映画!
百年の夢
1972年スロヴァキア ドキュメンタリー
http://www.pan-dora.co.jp/hyakunen/
『百年の夢』なんてタイトルがついているけど、過酷な老人たちの実態は身につまされる。新年早々、シビアな映画観ちゃったなと正直思った(^^;
山地で1人で暮らす老人たちを追ったドキュメンタリー映画で、日本では1992年に劇場公開され、今回はそのデジタル・リマスター版。
もともと独身だった人、家族はいるけど何らかの理由で今は独りの人、背景はさまざまだけど、荒れた田畑を耕したり家畜を育てたり、粗末な家(中には納屋に住んでいる人も)で、ほぼ自給自足のような暮らしをしている。
深いシワ、ゴツゴツとした手が過酷な人生を物語っている。身体が不自由なひと、病気の人、それでも自分の力で生きていかなければならない現実。
ただ、過酷極まりない中でも、悲壮感漂う人とそうでない人がいるように見えた。この違いはなんだろう?
「人生の意義は何か?」
この質問に多くの人が
「知らない。」
「わからない。」
「そんなこと考えたこともない。」
中には数名答える人もいた。
人生の意義とか意味とか、そんな大それたことではなくて、
自分の大切なものは何か
知っているか、いないか。
この差ではないだろうか。
お気に入りのベッド、愛する猫、相棒のロバ、からくり人形作り、天体・・・。
信仰だったり、自分の好きな物やコトだったり、何かしらの心の拠り所を持っている人は、そうでない人に比べて幸福度が高いようにみえた。
老いることは、ただでさえ無くすことが多くなる。それに加え、病気に天災、人生なにが起きるか分からない(最近じゃ戦争も入ってきた(;´Д`)
そんな中でどう心を保っていくか?
救ってくれるのは
『自分の大切なこと・好きなこと』
なんだと思う。
だから、自分は何を大切にしているのか?何が好きなのか?これを知っていると知らないとでは大きな差がでる。自分のことなのに、わかっていない人って多いと思う。
私も漠然とではなく、しっかり言葉化したい!映画を観て改めて思ったのでした。
あと、身体の痛みは切実だな。最近、自分事として感じることも多く、私が1番おそろしいと思う事の1つです(;´Д`)
2022年の初映画はこちらでした↓
ひたすらブタがブヒーブヒー!キャーキャー!いっているドキュメンタリー映画(笑)
rorisu.hatenablog.com
こうしてみると、自分はドキュメンタリー映画よくみるなと気づく。
今年も、いい映画との出会いがありますように☆
ではまた('ω')ノ