こんにちは、ロリスです。
2022年アカデミー賞でも話題になった映画
パワー・オブ・ザ・ドッグ
を観てきた。
いやー!驚きのラスト。まるで「あぶり出し」みたいな映画だった。あぶり出し、果物の汁なんかで絵を描いて火であぶると絵が浮き上がるやつね。ずっと「どうなるの?」最後の数分でバーン!とすべての絵が見える( ゚Д゚)お見事!
1925年アメリカのモンタナ州が舞台。大牧場を経営する兄弟フィルとジョージ。頭もよくキレるが威圧的な兄のフィル。太っちょでオシャレにも気を使う穏やかな弟ジョージ。弟のジョージが子連れの未亡人ローズと結婚。ローズのことが気に食わないフィルの執拗な嫌がらせがはじまる・・・。
モンタナの雄大な景色の中で、ピリピリした緊張感がずっとつづく。兄のフィルを演じるベネディクト・カンバーバッチの存在感がものすごい( ゚Д゚)こわいです(笑)対照的な色白でひょろとしたローズの息子ピーター(コディ・スミス=マクフィー)ただ、見えている外見の印象と中身は一緒ではないということ。それと、最初から漂う不穏で不気味な感じは、音楽の効果も大きのではないか?
監督は女性のジェーン・カンピオンで、アカデミー賞で監督賞とりましたね。ピアノレッスンとか撮った人です。パワー・オブ・ザ・ドッグの原作は1967年トマス・サヴェージの小説。この小説に惚れたジェーンさんが、長年温めてきての映画化だったようです。原作本も気になる。
タイトルの『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
『私の魂を剣から救い出し、私の最愛の人を犬の力から救い出してください』
旧約聖書「詩編22」からの言葉らしい。
最後までみて、語り手が誰であったのかわかる。ああ!そうだったんだ!と、最初の言葉に繋がっていく。ヒェー!!
ネタばれするから言えない( *´艸`)
ぜひ観て驚いてほしいわ(笑)
ではまた('ω')ノ