こんばんは、ロリスです。
前回からのつづき
映画
キャラクターの違いもさることながら、私がもっとも違いを感じたこと
それは
『貧困』の描き方!
ピノキオを作ったジェペットさんも貧乏で、村人からちょっと疎外されている感じを受けるし、ピノキオをだますキツネとネコは人間の姿をしていて、こちらは絶えず飢えていて身体も不自由だ。人間の姿だからその描写は生々しく、むさぼり食う姿は恐ろしくさえあった。出てくる人は、みんな社会の底辺にいる人たちばかりだ。
貧しさ、欲深さ、愚かさ・・・
むき出しに描かれている。
映画のピノキオも、最後は思いやりの心が生まれ、勉強し、働くことも覚える。そして、妖精はピノキオを人間に変えてくれる。妖精の胸に抱かれ1度は死ぬピノキオ。そして人間の姿になって目が覚める。やっぱりこのラストシーンには感動した☆
それにしても、食べることが満足に出来ないっておそろしい!飢えは人を獣のようにしてしまう。もしそうなったら、自分は尊厳をもって生きられるだろうか?考えるとこわい。
あと印象深かった場面。
怪魚に飲み込まれたピノキオ。怪魚のお腹の中には、先に飲み込まれたマグロもいた。彼は自分の不遇を嘆き生きる気力をなくしている。そしてジェペットも飲み込まれていて、2人は再開を喜ぶ。「ここで暮らそう。」というジェペットをなんとか説得し、ピノキオたちは怪魚の寝ている間に口から脱出する。マグロも一緒に逃げ出し、今度はマグロが2人が泳ぐのを手助けする。
無事に逃げた3人。ピノキオがマグロにお別れのキスをすると、マグロは泣き出してしまう。「どうして泣くの?」と聞くピノキオ
「今まで1度もキスされたことがなかった。」
「君のことはずっと忘れない。」
なんかね、じーんときた。誰からも相手にされなかった人生(魚生?)、たった1つのキスが彼の心を癒してくれた。
映像が美しいシーンはいっぱいあったな。
子供用の寓話なイメージだったピノキオ。なんだか考えさせられることが多くって、えー!?ピノキオってこんなに深いお話だったんだ。闇が深かった分、光がより輝いてみえた気がした、映画『ほんとうのピノッキオ』でした。
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆
私事だけど、12月は結婚記念月
ということで、
おいしいランチいただいてきました♪
あー、美味しいものが食べられるって幸せ!!!
ではまた('ω')ノ
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