こんにちは、ロリスです。
泣きそうな映画を観るときはマスカラをして行かない。泣く予定はなかったから、うっかりしていってしまった。
ああ!やられた(笑)
舞踏家の田中泯(たなかみん)
ドキュメンタリー映画
名付けようのない踊り
脚本・監督:犬童一心
泯さんは1945年生まれ、2022年3月で77歳のダンサー。私は映像でしかみたことないけど、最初みたとき「これは踊り?」強烈な印象だけが残った。
この映画をみて、その謎がちょっとだけ解けたように感じる。泯さんは40歳から畑仕事をしながら身体を作り、その場から感じることを身体で表現する。その踊りは圧倒的な存在感で、私の語彙では表現できない(^-^;
まさに『名付けようのない踊り』
ナレーションも本人が本人の言葉で語っている。彼の哲学、これがまたよくてね、むずかしい言葉は使っていないのに深い。常に常に考えている人なんじゃない?考えるというか、身体で感じたことを言葉に落とし込むって感じ。とても言葉を大切にしている人だなと感じた。ナレーション全部を文字でもう1度読みたい!
子供時代を山下浩二さんのアニメーションで描かれていて、このアニメーションが泯さんの内面を視覚化していてすごくよかった。彼がどんな風に感じてそれを踊りにしているのか?見えない感覚的なことがアニメの表現によって、私でもちょっとだけ共有できたような気がした。この感じは新鮮だった!
自分の子供時代を「子供の頃」と言わないで「自分の子供」「僕の子供」と言っていて、この表現もいいなって思った。何かに定義されたくない!という強さと、やはり繊細な人なんだなと子供時代から感じた。その子供時代のエピソードが私を泣かせた(^^;
生きてる実感って頭で決めることではなく、あらゆる感覚を通して湧いてくるもの。
最後の場面(踊りを)
「終わります。」
「幸せ。」
白い歯の笑顔が眩しい。
どこで終わりが決まるのか?
そこが気になった(笑)
見終えて、雨の中歩いて街中の公園へ。
もうこんなに咲いてる。
緑も一段と色濃くなっていた。
私も自分の感じること大切にしたい。
きっとみんな、感じるままに生きてみたい!そう思っているよね。
泯さんに活をいれてもらった。
ではまた('ω')ノ
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