ロリスのたまご

50代からの人生リスタートブログ

映画【土を喰らう十二カ月】生きるって楽しくて切なくて面倒くさい

こんにちは、ロリスです。

沢田研二主演の
【土を喰らう十二カ月】
観てきました。

tsuchiwokurau12.jp
小学生の頃、当時のアイドルだったジュリーこと沢田研二グループ・サウンズ時代は知らなかった)。西城秀樹郷ひろみ野口五郎の御三家もいたが、ジュリーが1番好きだった。歌うまいし、中性的で妖艶で美男子で、服の着こなしもオシャレで、それにおもしろかった。当時の日本人にはいない存在だった。

そのジュリーも現在74歳。
恰幅のいいおじいちゃんになったな。

映画では、長野の山に住む作家のツトムを演じている。ツトムは幼いころ禅寺で修行したことがあるので、山や畑でとれた季節の野菜で料理を作るのが得意。その暮らしをぶりを執筆することとなり、時々やってくる編集者の真知子(松たか子)とは、いい仲でもある

立春にはじまり、1年を通して山の景色や生き物たち、旬の野菜の料理、映像がとにかくよかった♪丸っこいジュリー、いや、ツトムが、台所でちょこちょこ動き回る姿はとってもチャーミング。

出てくる料理のおいしそうなこと。かまどで炊いたおこげのできたご飯、梅干し、自家製味噌、タケノコの煮物、ナスの炒めもの、干し柿、栗の渋皮煮・・・色んな旬の料理を、真知子さんがバクバク食べる(笑)ちょうどお昼に近い時間だったから、もーたまんない(^^;(食べたいー!)

ツトムが、野菜の泥を水で洗い流しているシーンが印象深い。とにかく、毎回毎回、よく洗っている。そうなんだよね、野菜って洗うの面倒くさいんだよね(^^;今じゃスーパーで泥のついた野菜なんて売っていない。それでも面倒で、カットされた野菜や冷凍のもよく使っている私('◇')ゞ。

生きることは身体を動かすこと

そんな言葉が心に残った。

何でも手間を省いて便利な世の中になったけど、生きている実感は希薄になる一方なんじゃないか?生きることって、本来とっても面倒臭いもんなんだよな。

ツトムは13年前に奥さんを亡くして、未だに遺骨を手放せないでいる。映画の中では細かい説明はないが、奥さんも編集者だったようで、真知子はその後輩にあたるのではないか。

ツトムと真知子が選んだ道は、切ないものだった。
最後に真知子が着ていた服に、彼女の決意を感じた。

エンディングの曲は、沢田研二が歌っている。歌声はジュリー健在!後から知ったけど、この曲は1996年のアルバムに収録されていた『いつか君は』という曲で、沢田さんが映画に合うのではないかと選んだ曲らしい。この映画のためにかかれた曲かと思っていたから。

まるで、ツトムの心を代弁したような歌詞だった。

最近未来の心配事が多くて、油断するとそればっかり考えてしまう。季節を感じながら、今日1日を大切に生きる。その大切さを改めて思い出させてくれた映画だった。

毎日は無理でも、季節ごと意識しながら過ごしたいな。映画の中でも、二十四節気かな?旧暦の季節を意識するのはいいなと思った。私も真似してみよう。

今朝の富士山

では、また('ω')ノ


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