こんにちは、ロリスです。
今年もいい映画と出会いたい♪
さて、2022年初映画は
GUNDA(グンダ)
《監督・脚本・編集・撮影》
ヴィクトル・コサコフスキー
《エグゼクティブ・プロデューサー》
ホアキン・フェニックス
トーネ・グルットヨル・グレンネ
2020年アメリカ・ノルウェー合作
第70回ベルリン国際映画祭出品
第93回アカデミー賞(長編ドキュメンタリー映画ショートリスト)
農場のメス豚グンダが、子供を産み、育て、別れるまでのドキュメンタリー映画。
一切の字幕、ナレーション、音楽はなし!
動物たちの鳴き声、鼻息、足音。
虫や鳥の声。
モノクロの映像が淡々と流れていく。
生まれてすぐに乳にむしゃぶりつく、子豚のたくましさ!
貧弱な子は弾き飛ばされる。
飲んで、遊んで、寝る。
そういえば、私は小学生の頃犬を飼っていて(シェットランド・シープドック)その犬が6匹子供を産んだことがあった。生まれたその時から上下が決まっていて、身体の大きな強い子がお乳のいい場所をとってしまう。自分が貧弱な子供だったので貧弱な子犬が気になって、場所を入れ替えてあげても、またすぐに強い子にとられてしまう。その後も、その上下関係が変わることはなかった!動物界の厳しさを、小学生ながら感じたことを思い出した。
母豚グンダのど迫力!子豚たちは、ブヒブヒ、キャーキャー、音楽はなくても動物たちはにぎやかい(笑)
ニワトリの目の鋭さ、歩く足のアップは恐竜みたいだ!片足のニワトリも、ぴょんぴょんとたくましく生きている。
蠅を払いづつける牛たち・・・。
2匹がお互いの尻尾で、お互いの顔の蠅を払う姿は笑えた。
やがて子豚たちは大きくなり、みんな連れていかれる。どこに行くのか?どうなるのか?なんの説明もないけど、きっと食肉になるんだろう。
母豚グンダの、ブオーブオーという叫び声が胸に響く。一瞬カメラを見つめる目、視線がささる。
やがて、自分の小屋に入っていくグンダ。
終わりの音楽もなし!という清さ。
色も音楽もナレーションもないけど、命の力強さ、躍動、そして命をいただくことに感謝の気持ちが湧いてきた。ただただ懸命に生きる動物たちの姿に、いちいち悩むなんてアホらしくさえ思えた。
シンプルながら力強い☆
2022年1本目の映画『グンダ』でした。
ではまた('ω')ノ
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