ああ、日々早い・・・。
大掃除はまったく手つかず(^^;
カトリック清水教会
解体前の最後の聖堂公開に行ってきた。
聖堂で音楽会も開催されて、行きたかったけど予定が合わず( ;∀;)最後の聖堂公開に滑り込みできた。
天井からは、たくさんの白い折鶴☆
聖堂の白い天井に舞う。
クリスマスの飾りもステキ☆
普段は上がれない2階からも観させてもらった♪
小さな教会だけど、中に入ると思った以上に広く感じる。この高い天井のおかげだろう。
教会が建てられたのは1935年(昭和10年)
フランス出身のドラエ神父が、私財をなげうってここに完成。
はじめまして、ドラエ神父。
1945年(昭和20年)太平洋戦争で大空襲にあったが聖堂は残り、多くの負傷者の救護所になったらしい。
2014年(平成26年)老朽化した聖堂の修繕・建て替えの検討が始まる。
2019年(令和元年)保存のための署名活動がはじまる。私も署名した。
2021年からは閉鎖。どうなるのか?ずっと気になっていたけど、今は清水教会を活かす会という団体の方たちが、移築にむけてがんばってくださっている。
21時まで公開と聞いて、夜にもまた来てみた。昼間とはまったく違った雰囲気。
白い壁にうつる鶴たちの影と揺らめく灯りが、より神聖な気持ちにさせた。
現在は教会から建物を保存会が譲り受け、新たに建物を移築する方へ動いている。だけど、まだ先のことはわからない。移築する前に、文化財の認定をうけるため手続き中らしい。
文化財にも色々カテゴリーがあって私はよくわからないが、認定されれば幾らか補助は受けられるんだそう。とは言っても、国宝級になれば別として、継続・維持していくためにはお金もかかるわけで、それをどう確保するのか?今後も課題は山積みなんだって。
伝統的なゴシック様式を再現しながら、
この建物なんと木造!
木に漆喰で白く塗ってあるそうで、西洋と日本の技術が合わさった建物。ここ清水は港町で、船を作っていた船大工がかかわったのでは?というお話だった。
弧を描く柱や天井が、なんとも優雅で美しい!!こうした技術をもつ職人さんが、今いるんだろうか?
この日(2023年12月15日)を最後に、もう中に入ることはできない。本格的に解体されるのは2024年になるんだそう。
これからも希望をもって見守りたい。
いつかまた、中に入れることを祈って。