東京ずらし旅2
はじめての明治神宮。
明治神宮
122代天皇・明治天皇と昭憲皇太后を御祭神
昭和9年(1920年)11月1日創立
明治神宮御苑で長居してしまい、急がないと!
巨大な木の鳥居
第二鳥居
木造の明神鳥居としては、日本最大なんだって。高さは12m。
1966年に落雷により損傷。今ある第二鳥居は1975年に再建されたもので、樹齢1500年を超える巨木が使われている。この木を探すにあたり、ものすごい苦労があったようだ。近くで見ると圧倒される!
角を曲がると
第三鳥居
門をくぐって
正面が外拝殿(げはいでん)
(本殿は撮影禁止です)
外国人ばかり・・・。
夫婦楠(めおとくす)
あちらこちらに菊の紋。
菊というと、仏壇に供える花のイメージだけど、日本では最も高貴な花とされている。皇室の菊花紋は、32弁の八重菊紋である十六葉八重表菊(じゅうろくようやえおもてぎく)が正式らしい。
十二弁の菊紋は独自の神社紋で、記念品などにはこちらが使われていみたい。
んん、これは?
紋についても奥深くて、簡単にはわからないね(^^;
そういえば、最初にあった第一鳥居
ずいぶん新しいなと思ったら、2022年に100年ぶりに建て替えたんだ!
こちらも木材を探すのに大変苦労したよう。素木(しらき)で国産、奈良の吉野杉が選ばれた。
1番大きい第二鳥居は、樹齢1500年の台湾檜(ひのき)
1990年に台湾檜の伐採が禁止され輸入ができなくなり、更に木材を探すのが困難になっているそう。そりゃこれだけの巨木で、真っ直ぐなものを見つけるのは至難だろう。
明治神宮の鳥居はみんな素木で、木の存在をより強く感じる。
明治神宮といえば、外苑側の再開発でたくさんの木の伐採が予想されている。今回は外苑側には行かなかったけど、ここにいると木々のパワーがすごい!
『永遠の杜』になるには何を植えたらいいか?当時の造園学・林学の専門家たちが100年先を見越し考え抜かれたこの森。大隈重信首相からは「杉林にせよ。」とのお達しがあったようだけど、専門家たちは最終的に照葉樹の森になることを譲らなかった。この地では杉は育たない。
ここにあるほとんどが全国からの献木で、多くの人たちが汗を流して作られた。おそらく、お金なんてもらってないんだろうな。
そうやって100年がたち出来た森の木々を、簡単に切ってしまっていいのだろうか?外苑の再開発では、神宮球場・秩父宮ラグビー場の建て替え以外に、規制も緩和され複数の高層ビルが建つようだ。
今の世に、100年先を見越した街づくりを考えている人はいるんだろうか?ほんの10年先だって考えてるのか?疑問に思うことのほうが多い。
この場所が長く続いていきますように。
杜のテラスでキツネうどんを食べながら、外苑の木々のことを思う。
滞在時間2時間半。
南池の他に、北池、東池もあるみたいで、今度行ったらそちらも回りたい。それにしても、外国人ばっかりだったな。日本人も、もっと観たらいいのに。そして、木々のエネルギーを感じてほしい☆
東京ずらし旅
次は松濤美術館へ♪