2021年に映画
戦場のメリークリスマス
4K復刻版の上映。
このたび、坂本龍一氏の逝去によりアンコール上映。
2021年には3回、2023年2回映画館で観た。
最初に公開されてから今年で40年！！
（ひぇー！自分も年とったな( ﾟДﾟ)）
映像は鮮やかに蘇った☆
出演した坂本龍一氏は、映画音楽もやらせてくれるならと出演を受けたらしい。大島渚監督もよくぞOKに！これが初の映画音楽となった。
映画を観たことない人でも、この音楽は知ってるんじゃない？一度聴いたら、耳から離れないメロディだよね♪
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どことなく切なく、懐かしくも感じるメロディ。坂本龍一氏はこのテーマ曲のことを
「東洋でも西洋でもないどこでもないどこか」
って言っていた。
YMO(イエロー・マジック・オーケストラ・細野正臣・高橋幸宏・坂本龍一の3人がメンバーのバンド）テクノポップとか言われていたと思うけど、1983年高校1年生のときはYMOにはまったく興味なかったけど（ロックが好きだったので）、戦メリのサントラはめちゃくちゃ聴いた。大好きだったんですよ、この映画が。
当時はまだレコードの時代。LPレコードを買うだけの財力がなかったんで、レンタルで借りてきてダビング。レコードプレーヤーで再生して、その前に置いたカセットデッキでテープに録音するという。今では考えられない方法でダビングしていたな（笑）
当然、音を発したら録音されてしまう訳で、その間息を殺して終わるのを待つという。たまに録音中に、母親が部屋のドアを開けたりして激怒。CDになってからは、録音中に動いても大丈夫になり、それはそれは楽になったのでした。
そうしてダビングしたテープをまぁよく聴きまして、音楽を聴けばその場面が思い浮ぶ☆音楽と映像が一体となって記憶されている。そして、聴くと高1にタイムスリップ（笑）
この有名はテーマ曲
『メリークリスマス・ミスター・ローレンス』
オープニングタイトルの場面と、エンディングで使わてれいる。
2021年上映の時、坂本龍一さんは2度目のがん手術を公表していたと思うけど在命中だった。デヴィッド・ボウイは2016年、69歳の誕生日に（1月8日）アルバム★を発表してその2日後に亡くなり、坂本龍一さんは今年（2023年）3月28日71歳で亡くなる。今回の上映で、もう2人ともこの世にいないんだなと思うと、余計にグッときた。
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NHKミュージックスペシャル、ピアノ独奏で5曲演奏。その時、5曲をいっぺんに弾くのは体力的にもう出来なかったようで、体調のいい時に1曲ずつ録音したものをまとめて編集したとのことだった。
（このYouTubeがその時の演奏かわかりません）
晩年の姿が、私の好きな画家フジタに見えてくるんだけど・・・。
ガンであることは公表していて知っていたけど、もうそんなに悪い状態になっているんだと知り衝撃をうけた。それでも、こんなに早く亡くなってしまうなんて。
最後の最後まで、音楽だけでなく環境問題、反戦活動、アートとのコラボなんかもされていた。明治神宮外苑の再開発反対、小池知事にあてた手紙にも胸を打たれた。新聞にも掲載されたけど、全文のせておきたいぐらい。
デヴィッド・ボウイもガンだった。ボウイはガンで闘病中であることは一切公表しないで、最後の最後まで一部の関係者のみが知るという状態で作品を作った。
この2人は似た雰囲気がある。知的で品があって、繊細さと、その裏のものすごいエネルギー。静と動の２極を併せ持ったような人って感じる。新しいことにチャレンジし続けるエネルギッシュな人なんだけど、ギラギラした感じがなく中性的でどこか物憂げな雰囲気。とても似ているって思うんだよね。しかも、2人とも『やぎ座』だ！
私、こういう人が大好きなんだと思うけど、夫は1ミリもかぶるところがない。たぶん、遠くから眺めているのがいいのよね。
戦場のメリークリスマスでは、たけし演じるハラ軍曹の最後のセリフ
「メリークリスマス！メリークリスマス、ミスター・ローレンス」
あそこは泣ける1番の名シーン。
私は、ボウイ演じるセリアスが事切れるシーン、首だけ出して埋められたセリアスのところに、坂本龍一演じるヨノイ大佐がやってきて、セリアスの金髪を切って敬礼する夜のシーン。あそこがたまんない。
今回は、亡くなった2人が重なって余計に涙腺が・・・。
映像、音楽、セリフに役者、すべて揃って映画。坂本龍一氏の作った、このテーマ曲のメロディがもつパワー。改めて、すごい映画だなって思った。
まだまだ書いておきたいけど、時間がないまた次回(~_~;)
