2024年初映画
パーフェクト・デイズ
暮れに観に行きたかったけど行けなくて、年明けになってしまった映画。だけど、新年のほうがふさわしい映画かな♪結果オーライ(*^^*)
ヴィム・ヴェンダース監督
主演は役所広司さん。
カンヌ映画祭では、役所さんが最優秀男優賞をとって話題になった。
『パーフェクト・デイズ』映画のタイトルにもなっているルー・リードのこの曲が大大好きで♪これだけで観に行こうと決めていた映画だけど、他も全部よかった。
主人公の平山は、おんぼろアパートで独り暮らし、トイレの清掃員の仕事をしている。説明は一切ないので彼の素性は想像するしかないし、平山は無口な男なのでセリフもほとんどない。
そんな中で、印象に残った平山のセリフ
「この世界にはたくさんの世界がある、
繋がっているようで繋がっていない。」
実際とは多少違ったかもしれません。
自分の好きな世界だけで暮らしていけたらいいけど、実際はそうでない世界もたくさんあって、関わりながら生きていかなければならない。だからこそ、そこから色んな喜怒哀楽が発生して、たまたま自分の好きな世界と繋がると幸せだったりする。
映像の美しさ(光と影の映像が好きだった)
主人公平山(役所広司)がいい!
それと、何と言っても音楽がよい!
60、70年代のロックやソウル。アニマルズ、オーティス・レディング、ローリング・ストーンズ、キンクス、パティ・スミス、ヴァン・モリソン、ニーナ・シモン・・・。
全部は分からなかったけど・・・。
日本語の曲もあった(゚д゚)これは知らないな。
平山の小さな車の中にはカセットテープがたくさんあって、彼が車でかける音楽が彼の心情を代弁しているようだった。
改めて、自分の好きな物があること、それを分かっていることって大切だなと思った。
パーフェクト・デイズ(曲)はルー・リードが何気ない恋人との1日を歌った曲だけど、ハッピーソングなのに何とも言えない物悲しさを感じる曲で、この映画も幸せと切なさの入り混じった映画だった。
この曲についてはドラッグソングとも言われたりしているけど、ルー・リード自身は何かのインタビューで歌詞のまんまだと言っていたし、私もそうなんだと思っている。
そして、映画のラストソングは『パーフェクト・デイズ』ではないのね(笑)でも、これがよかった♪あえて書かないけど。エンドロールでまたピアノのパーフェクトデイズがかかります♪
平山が愛でているものがツボすぎて、ニヤニヤしてしまった(笑)
余白の多い映画だから、人によって色んな感じ方があるでしょう。
2024年、映画好スタート☆