本日、2024年映画見納め。
最後に選んだのは
銀河鉄道999
(4Kリマスター版)
もー!!!めちゃ書いておきたいことあるのに、ネットが不安定でぜんぜん進まない(; ・`д・´)
1979年上映だから、四捨五入したら半世紀前。当時、小学生だった時に見て大好きだった。テレビシリーズより、鉄郎がかなりカッコよく描かれていたしね。
「鉄郎、あなたも大人になったら分かるわよ。」
当時は鉄郎に近かった私も、今ならこの意味が分かるか。
命には限りがある
だからこそ輝く
そんな当たり前のことを思い出させてくれる。
それにしても、めちゃくちゃおじさんが多かったな(笑)メーテル人気すごい。
2024年、映画館で観た映画
26本
今年は、音楽ドキュメンタリーが充実していたな。
・フレディ・マーキュリー(クイーン)
・リトル・リチャード
・モンタレー・ポップ
・ジョン・レノン 失われた週末
・シド・バレット 独りぼっちの狂気
そして、なんといっても
ニッキー・ホプキンズ
セッションマン
「ニッキーの映画やるよ!」
友達から連絡がきた。
地元の映画館ではやらないだろうなと思っていたら、1週間限定で上映☆よくぞやってくれました♪
私の中では、ローリング・ストーンズのバックで弾いていた印象が強く、今回のドキュメンタリー映画を観るまで、深くは知らなかった。若い時から、こんなにも病気(クローン病)で苦しんだとは・・・。ニッキーの、どこか寂し気な笑顔や、華奢な身体の理由はそれだったのか。
ずば抜けたセンスと実力がありながらも、病気のため自分のバンドは持てなかった。いつ入院するか分からない中、多くのバンドのスタジオミュージシャンとして活躍したニッキー。
多くのミュージシャンが証言するように、1度聴いたら全部覚えてしまうからリハーサルは要らない、どんなジャンルでも弾けて人柄もよい。
「あらゆるジャンルの音楽を勉強した。それは広く浅くではない。」
本人が映画の中で言っていた言葉。
3歳からピアノを弾き始め、クラシック音楽を学んでいたこと。自分はショパンの生まれ変わりだと言っていたこと。キレイな紅茶の缶を集めるのが好きだったこと・・・。
ニッキーのソロアルバム『夢見る人』(1973年)は大好きで、20代の時にめちゃくちゃ聴いた。ジャケットの裏の絵も好きで、たくさんの缶の中に猫がいる。この缶はニッキーのコレクションだったのか?
このアルバム、商業的にな売れなかったらしいけど私は名盤だと思う。CD化されたのが日本が初だったとか!ロックミュージシャンなのに、どこか儚げで奥ゆかしい印象のニッキー。日本人が好きなのは、音楽だけではないのかもしれない。
最後の最後まで病気で苦しんで、壮絶な最後を迎えたこと。やっと解放されたのが死だったなんて。そんな中、彼が参加した作品の数が本当に多くて驚いた。
ニッキーのソロアルバム『夢見る人』をまた聴いている。ノリノリのロックンロールから、情感たっぷりのピアノにニッキーの細いボーカルがのった曲、今でも大好きだ。
中でも特に好きなのが『ドリー』というバラード曲。
ドリーというのはニッキーの前妻のようだ。
(映画ではみんなが悪妻だったと・・・)
映画ではニッキー本人の映像が少なくて、ちょっとがっかりはした。スタジオミュージシャンというのもあるし、著作権の問題がクリアできなかったのも多かったよう。
監督・脚本・制作:マイケル・トゥーリン
よくぞ作ってくれました。ニッキーのことを心からリスペクトしているのが、パンフレットの言葉からもわかりました。
情熱も才能もありながら、どれだけ苦しんだんだろう。私には到底わからない。ピアノに注いだエネルギーは、今も音として生きている。
ニッキー、たくさんの音楽を残してくれてありがとう!
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆
なんか今年は、人の生きざま、死にざまに触れ、心が揺さぶられることが多かった。映画でも考えさせられることが多かった。
「大人になったら分かるわよ。」
やっと、大人になってきたのか?(^^;
2025年も、よき映画との出会いがありますように♪