ロリスのたまご

50代からの人生リスタートブログ

キレイな夕焼けに心がざわつくこの頃・認知症の母について

9月になって、夕焼けの日がつづいた。
キレイだけど、不穏な感じもする。

ムンクの有名な絵『叫び』も、たしか夕焼けの空だったような・・・。そんな心境になるのも少しわかる気がする。

要介護1の認定が下りた母。

先日、担当のケアマネージャーさんが決まり、初めての訪問だった。ケアマネさんが「うんうん」と話を聞いてくれるので、まあよく喋る母(自分のことばかり)

現在は高齢の両親だけで暮らしている。こちらとしては、できるだけ長く自立して暮らしてほしい。

母はスポーツが好きで長いことテニスが趣味だったけど、夏の暑さや、自転車でテニスコートに行くのも大変になりお休み中。それ以外の趣味がないから、それが出来ないと他に楽しむものがまったくない。

ずっと家にいて人との交流もなく寝てばっかりだと、認知症も更に進みそうでこちらとしては心配になる。週に何回か通所介護(デイサービス)でも行ってもらいたい。

ところが、その提案になったら、今までご機嫌で話していたのが一変「そんなところには行かない!」の一点張り(;´Д`)

『老人が集まってお遊戯している』そんなイメージが強いデイサービスだけど、今は色々あるらしくて、筋力を鍛えるジムのようなところもあるらしい。トレーナーさんもいて指導もしてくれるって。この値段で筋トレできるなら、私が行きたいぐらいだよ!

1回お試しでやってみて、イヤならやめればいいじゃん。そう言っても、もう頑固一徹。その日はらちが明かないから、その話は一先ず棚上げに。

ちょうど読み終わった本の中に
『報酬がどうであれ、人は、他人からの指図を嫌うもの』
まったくその通りだな。

今は地域のつながり、近所のつながりも薄い時代で、買い物だって小売店がないからスーパーに行くことが多い。そうすると、家の人以外まったく交流がないのが日常。今はまだ父もいて、喧嘩する相手がいるだけでもマシかもね。

それと、本の中にもあったけど、
自分は何が好きか?
どんなときに楽しいか?
それが自分でわかっていることは、すごく大事だなって思う。

好きなことが1つしかないと、それが無くなった時ダメージが大きすぎる。居場所や自分のパーソナルも1つに限定しない方がいい。それを老人になってやるのは、とても難しいことだ(;´Д`)

人は外側からは変えられない、そうなんだろうけど、母の、とにかく狭く閉じられた世界に、腹立たしくなった。

そんな訳で、ここのところ人のことでイライラすることが多くて(~_~;)自分の器の小ささも浮き彫りになり、頭にきたり凹んだり。母のためにしているのか?自分の安心のためにしているのか?

キレイな夕焼けに、心がざわついている。

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