こんにちは、ロリスです。
立春からあっという間に1週間(^^;
ほぼ毎年頼んでいる
立春初搾り
立春の朝に瓶詰めされる、ありがたい日本酒。いつも近くの小さな酒屋さんにお願いしている。
1月末ごろ、見知らぬおじさんから家に電話があった。
酒屋の店主が急に亡くなった。
今注文書をみて電話をかけている。
その方は、酒屋の店主のお姉さんの夫という人だった。なんでも、数日お店が開かない事を不審に思った近所の方が警察に連絡。警察の方が中に入ったところ、既に亡くなっていた。もうお葬式も家族で済ませたとのことだった。
年末に会った時は元気そうだったから、ビックリ仰天した。
注文を受けたお酒は自分たちが取りに行く。
販売することはできないので、供養だと思って飲んでほしい。
立春の日、夕方お店に行った。お代は要らないと言われていたけど、香典を包んで行った。だけど、今回はみなさんにそうしてもらっているからと、受け取ってもらえなかった。年配の女性が対応してくれ、年齢から店主のお母様かな?と思った。
小さな町の酒屋さんで、亡くなった店主が3代目だったよう。この後は継ぐ人がいないからお店は閉めるとのことだった。
そんな訳で、タダで持ち帰ったもののなんだかモヤモヤして。あっそうだ!せめてお花を供えてもらおう!と思い、急いで花屋さんに行ったけど6時でもう終わっていた。
去年の暮れ、店主がお勧めしてくれた白ワインがおいしくて、何回かリピートして買いに行ったこと、時々おまけもしてもらっていたな。そんなに頻繁に行っていたわけではないけど、ちょっと特別な時には買いに行っていたお店。
そんなことも、あの時いた女性(おそらくお母様)に伝えればよかった。
「こんにちは~。」とお店に行くと、いつも奥から「はいはいっ!」と出てきたな。店の中は雑然としていて、カウンターの奥もいつも書類がグチャっとしていて、おじちゃんもうちょっと片づけようよ、なんて(^^;
でも、愛想がよくって、なんか憎めないおじちゃんだった。
小さな個人商店で、コロナの打撃は大きかったと思う。以前は所狭しと置かれていたお酒も、ずいぶん減ったよな。そう思うと、あらぬ考えも浮かんではきたが、あのおじちゃんに限ってそれはないだろう。いや、人間見た目ではわからないし。これは考えるのはやめておこう。
とにかく、亡くなったのは事実。
その後もお店の前を通ってみるけど、お店も家も閉まったまま。開いたのは2月4日の立春の日だけ。
もっと早く気がついて、花だけでも渡せたらよかったな。
後悔先に立たず・・・。
お酒はおいしくいただきました。
ありがとうございます。
改めて、
ご冥福をお祈りします