こんにちは、ロリスです。
今日も暑い本当に10月?
先日に引き続き、ノーベル物理学賞受賞の真鍋淑郎さんへのインタビューをテレビで見ていて思ったこと。
記者からこんな質問がありました。
「なぜ国籍を変えたんですか?」
真鍋さんは1970年にアメリカ国籍を取得しているようです。
これに対して真鍋さんは
「おもしろい質問ですね。」
と言って
・日本人は非常に調和を重んじる
・他人を気にして他人の邪魔をしない
・日本人は他の人を傷つけたくない
こんなような事を答えていました。
アメリカでは、好きな研究を好きにやらせてくれる。
「私は他の人のことを気にするのが得意ではない。」
「私は協調性がないんです。」
最後は、こんな答えで笑いをとっていました。
もちろん調和や協調は大切で、それ自体は悪いことではない。だけど、個を殺しての協調、もしくは思考停止の協調だとしたら、それはよろしくないと思う。
今読んでいる私の大好きな画家『藤田嗣治』の随筆集でも、日本人の性質に対してたびたび苦言を言ってる。結局、藤田も最後はフランス国籍をとってフランス人になってしまった。そして、これまたちょうど読んだ中勘助の自伝的な小説『銀の匙』。この中でも、繊細で弱い『私』が、同級生や先生と同調できないで立ち向かう場面がある。この方も、ものすごく生きづらい人だったろうな。それでも、自分の世界を大切にしていくところに共感と勇気をもらえた。
時代はこんなに進んだのに、日本で『多様』に『個』を生きるのは今もむずかしい。
良いところは大切に、変わるところは変わっていかないと。どんどん生きづらい国になっているように感じる。
これからの学生たちに向けて
社会にとって重要だから、他人が羨むから、という理由ではなく、まずは自分の好奇心を大切にすること。そして、自分の得意と不得意を知って得意なことをみつけること。
学生だけでなく、すべての人の人生にとっても大切なことだと感じた。
なんかね、色々考えさせられるインタビューだったなぁ。
同調圧力?ボクには関係ありません!
自己主張半端ない、我が家の黒吉さん(~_~;)
ではまた('ω')ノ