こんにちは、ロリスです。
今年初の読書はこちら
スピリチュアルズ「わたし」の謎
作家の橘玲（たちばな・あきら）さんの本。
年初はなんでも『初』がついて新鮮ですねぇ（笑）
この本人気のようで、図書館で3か月待ち年末になって順番が回ってきた！年末年始、ゆっくり読んでいる時間がなくて、返却寸前で慌てて読んだという(^^;380ページぐらいあったのかな。なかなかのボリュームだったので、かなり駆け足の読書だった。
まず、『スピリチュアル』という言葉から『霊』とか『神秘現象』みたいなことを連想するけど、ぜんぜん違いますので。
『わたし』というもは、ほとんどは無意識からできていて、意識はそのほんの1部でしかない。表題の『スピリチュアル』というのは、個人が生まれ持った人格、性格のこと（と解釈した）そのほとんどは遺伝によって決まっている。
本では『スピリチュアル理論は心理学でいう無意識に魂を重ね合わせた言葉』とある。
性格を決めるのは
５０％遺伝によるものである
このパーセンテージは、以前ウエルビーイングの講座でも聞いた。幸せ度は５０％が生まれつきのレベルで決まるというものだった。（現在では４０％と言われているらしいが）この話を聞いたときはショックだったなぁ(~_~;)だって、遺伝子レベルで決まるんじゃどうしようもないじゃん。
でも逆に考えれば、半分は変えられるってことになる（生まれた場所や環境は選べないから、そこは差し引いたとして30～40%ってところか）ウエルビーイングの講座では、変えられる要素は『意思に基づく活動』と言っていた。橘さんの本だと『非共有環境』と言っている。非共有環境とは、家庭以外の環境のことで、仲間とか、会社とか、家庭以外の集団の中での役割が大切だと言っている。どちらも共通しているのは、意外にも
『家庭環境』は性格にほとんど影響しない
ってこと！これには驚いた。
とにかく、意思の力で自分が元々もっている性格を変えようとするのが、どれほど無意味かということがわかる。それより大切なのが、この本にも書かれているように
『自分のキャラ』
を知るってこと！
具体的には
外向性/内向性
楽観的/悲観的
協調性
堅実性
経験への開放性
パーソナリティ心理学の『ビックファイブ』をもとに、橘さんがビックエイトに拡張して説明されている。心理学・脳科学・遺伝学・・・たくさんの最新の知見を1冊にまとめてくれて、非常にわかりやすいしありがたかった！
自分が持っている性格を生かせる場所を探す。それには、自分がどんな特徴を持っているか、知ることが大事になってくる。これは、カテゴリーに分けたり型にはめるというのではない。
まずは知ること！
それによって、無駄に消耗したり争ったりを防げるし幸せ度も上がる☆
これは知らなきゃ損でしょ！
最後に１０の質問から、簡単な自分の傾向を知ることができる。今まで受けたVIAやストレングスファインダーなんか照らし合わせて自分の性格を見た時、ああ！なるほどね（笑）だった。夫にもやってもらって「だからか！」という発見もあり、個人的には非常におもしろかった。ここを面白がるところも、テストの結果にでているし（笑）
スコアのばらつきは個人で違う、人はみんな違う。ただ、スコアが離れている人と暮らすのは難しいだろうなぁ。実際、夫と私は似たような傾向で、唯一大きく違う項目が1つだけあった！すっごい納得。意見が分かれるところがここだから（笑）
こうしたパーソナリティの研究はかなり進んでいるようで、うまく使えば個人にとっても組織にとってもすごく有効だと思う☆半面、悪意を持って使われると、無意識のうちに操作されたりそんな可能性もあってコワイなぁとも感じる。実際、Googleさんの広告とかね（笑）きっとGoogleさんの方が、私より私を知っているかも(^^;だからこそ、自分の事を自分が知ることは大切。
あとがきで
『宗教や神秘主義などスピリチュアリティを論じたいと思っていたが分量が大幅に増えいつ完成するかわからないので、残念ながら次の機会にしたい』とあった。
個人的にはこちらも大いに興味があるので、ぜひとも本にしてほしい！
よろしくお願いします(*^^*)
2022年最初の1冊でした。
私は若いころ、そんなにたくさん読書しなかったので、せめて人生の後半は本を読もう！と数年前から実践中。
2020年は、コロナで家にいる時間が長かったことで、61冊の本を読んだ。昨年2021年は、後半だいぶ外出できたので、本を読む時間も減り43冊だった。
2022年は、月3冊ぐらいのペースで読むのが理想かなぁ。
読みたいリストは増える一方なんだけどね、悩ましい(^^;
ではまた('ω')ノ
