旧岩崎邸庭園めぐり
つづき
洋館から廊下でつながった和館へ。普段の暮らしはこちらの和館でしていたようだ。洋館と和館がつながっているのも不思議な感じ(笑)なんでもかんでも西洋化、西洋化、だったのに、土足の文化は根付かなかったね。
明治時代の国を挙げての『西洋化』はすごいよね。今見ると愚かにも滑稽にも思えるが、自分の青春時代(昭和80年代)バブルのころも相当おかしいし、渦中にいたらそれが最先端で真っ当な道に見えたんだろう。
その最先端をいっていたのが、こうしたお金持ちの人達だったんだろうな。
当時は20棟ほど建物があったらしいけど、現在和館は大広間の1棟だけ。
書院造が基調らしい。
ここで、お抹茶と和菓子セットをいただく(850円)画像がみんなピンボケでなし(涙)季節の練り切りを選択。この日はビワの形をした練り切りでした。
洋館で思った以上に時間を使ってしまい、和館では襖絵とか見落としたものが色々!これはまた行かないと(^^;
和館を通り抜けて庭園へ。
庭園も当時は巨石とかあったらしいけど、今はだだっ広い芝生が広がる。戦後、米軍に接収されて、その頃からだいぶ壊されたみたい。その後、1952年(昭和27年)に国有財産となる。当初の敷地から三分の一しか残っていないようだし、分割切り売りされてビルが建ったんだろうね。
洋館の方も、調度品なんかはバカラのグラスがあったぐらいかな。
時間が押してきたので、ここは通り抜け。
撞球室(ビリヤード場)
スイスの山小屋風なんだって。
ここは中には入れません。
入れないけど、洋館から地下道でつながっている。
うろこ状の部分がオシャレ♪
撞球室の横を通って正面玄関の場所に戻る。
岩崎家の家紋『三階菱』が彫られた門塀。
「以前はこの上に何かついていた気がするなぁ」
隣のおじちゃんがブツブツ言っていた。
確かに、なにか土台っぽいのがあるね。
ひときわ目を引く大きなイチョウの木。
幹の太いこと!7.4メートルだって( ゚Д゚)
推定樹齢400年。
木が古くなると、乳房状のこぶが垂れ下がるんだって。
この場所は、江戸時代には徳川四天王でもあった榊原氏の屋敷があった場所なんだとか。その頃から、このイチョウの木は何を見てきたんだろうね。話を聞いてみたい。
紅葉の時にきたら見事だろうな☆
今度来るんだったら秋にしよう。
ちょっと寄り道のつもりできた旧岩崎庭園だったけど、思った以上に長居をしてしまった。後ろ髪を引かれるが次行かないと!
外側のレンガ塀、この先を登っていくと東京大学があるみたいだ。近くに国立近代建築資料館とかあって、時間があれば寄ってみたかったけど今回は断念。
いや楽しかった♪外も中も美術品級の旧岩崎邸。
こんな建物は今の時代もう建てることはできないだろう。
時代の文化財として、大切にして欲しいなと願う。
また行きたいリストに入れておこう♪